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ボーリング調査

ボーリング調査は地面から地下に向かってφ66~116mmの孔をあけて、地下の地盤状況を調べます。ボーリング調査は大きく分けて2つに分けることができます。地面の下の地質を円柱状に試料を採取する「オールコアボーリング」、試料を採取しない「ノンコアボーリング」に分けられます。

「オールコアボーリング」は主に土木や研究の分野で採用され、ボーリングコアを観察することで地質状況をより詳細に確認することができます。例えば、地すべりブロックのすべり面の判定や断層破砕帯の把握、津波堆積物の分布域の調査などが挙げられます。地下の地質を直接確認することで、様々なインフラ整備や学術的な研究に役立ております。

「ノンコアボーリング」は主に建築の分野で採用され、標準貫入試験と併用することで、地盤の強さを工学的に確認することができます。例えば、マンションなどの集合住宅やショッピングモールの大きな構造物を建てる際は、構造物の重さ(荷重)に地盤が耐えられるか、地盤沈下しないかなど、支持地盤の状態や分布深度を明らかにします。その情報を基に構造物の基礎形式の検討を行います。
当社は「ノンコアボーリング」はもちろんのこと、「オールコアボーリング」も多数の実績があります。

SWS試験

戸建て住宅や軽量構造物の最も一般的な地盤調査がスクリューウエイト貫入試験(以下SWS試験)です。
2020年10月から試験名称がスウェーデン式サウンディング試験からSWS試験に変更となりました。
簡単に試験方法を示しますと、地面にロッドと呼ばれる鉄の棒を垂直に刺し、ロッドに荷重をかけて、回転させます。その時の沈みやすさや沈みにくさから地盤の強さを評価します。適応範囲は10~15m程度で、軟弱な粘土層であれば経験的に20mまで試験できます。ただし、10mを超えるような場合はロッドに掛かる摩擦が大きくなることから、試験データは過大になり、データの精度が劣る場合があります。
試験数は戸建て住宅の場合で建物予定の4隅と中心の5箇所の試験が一般的です。

平板載荷試験

低層の集合住宅や擁壁等の直接基礎設計時に、計画地の地盤の支持力特性を検討するため試験をします。また、地盤改良完了時の耐力確認のために試験する場合もあります。

地盤に直径30cmの円盤型の載荷板を設置し、直接荷重を加えたときの荷重と沈下量(変位量)から地盤特性を求めます。直接地盤に荷重をかけるため、他の試験に比べるとデータの信頼性は高いと言えます。ただし、試験位置付近の地盤のみの値となるため、調査地全体の地質状況の確認にはボーリング調査やSWS試験などの併用が必要となります。

室内土質試験

ボーリング調査だけでは不足する土質の物理特性や力学特性を把握するために行います。土質試験を行うにあたり、試料の採取が必要となります。試験は一般的にボーリング調査で採取した試料や直接スコップ等で採取した試料を用います。設計、施工時に必要とされる地盤データに合わせて試験項目を設定します。

物理試験、力学試験、地盤改良の配合試験、土壌分析(土壌汚染対策法、土壌環境基準)など様々な試験に対応できます。

現地浸透試験

雨水浸透施設を設計する際に、表層地盤の浸透能力を把握するために行います。試験概要は雨水浸透施設を設置する計画地盤にφ200~φ300の管を設置し、管の中へ設定水位になるまで連続的に注水し、流量を記録します。試験は90~120分間連続測定します。

試験で得られたデータから比浸透量、終期浸透量、飽和透水係数を算出します。

その他原位置試験

サウンディング試験ではオランダ式二重管コーン貫入試験、簡易動的コーン貫入試験、オートマチックラムサウンディング試験などに対応できます。

ボーリング孔を用いた試験ではプレッシャーメーター試験(孔内水平載荷試験)、現場透水試験が対応できます。

その他試験、検層関係についてもご相談ください。

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